【11日目】もうブレないようにするために

前日の回答としては2つある。

1つは続けてみることしかないと思う。結果を求めすぎ、人と比べすぎ。そういったものがある。

今日完了する、1週間で完了するだけの成果を目標に頑張ればいい。

小さく始め、小さく完了させていく。何があろうと出来そうな目標を完了させていく。

完璧に真似することだけを考える。とてもシンプルで頭を使わないような。

ハマりにくい人のメリットは浮き沈みが激しくないことだと思う。葛藤に悩まされることはあるが、ハマらないことでも普通かそれ以上を保つことはそこまで難しくない。

なので続ける。自分ごとだが、読書を習慣にしたくて、年間50冊を目標に本を読みだした。

月4冊ペースでラノベやビジネス書など薄い本など関係なく、読み進めていった。時には絵本も1冊として数えていた。※漫画は除いていたが

ラノベやビジネス書を読んだことがある人ならわかると思うが1時間〜2時間くらいでラノベやビジネス書は読めてしまう。

それを月に4冊。かなり簡単な目標だった。だが実際どうだろうか。年間では達成できたが月に1冊しか読まない日もあり、最後に一気に帳尻を合わせることになってしまった。

今まで本を読むなど読書感想文以外で読んだことのないレベルだったのだから仕方ないといえば仕方ないのだが。そんなレベルだった。

そうやって苦労しながらやっていき、とうとう3年目に入った。するとどうだろうか。今では月8〜10冊くらいは読めるようになり、年間100冊ペースである。

日本の読書量で言うなら上位5%以内に入る読書量にまで達した。しかも今読んでいる本のほとんどは技術書か学術書である。

専門性も高くなり、難しいが読めないことはない。平均読了時間(kindleでの)が20時間くらいのものも読めてしまう。

どうしてそこまで行けるようになったのだろうか?正直特にすごいことはやっていない。

読書時間を確保し、続けただけである。やる気のあるなしに関わらずできる目標をこなしていただけである。

深く考えず、シンプルに時間をかけ続けただけである。

そうすると確かに読んだけどあまり理解できなかったという欲求や成果が上がっていないということが出てくる。

そこで葛藤は生まれる。読書量を減らして読書ノートでも作った方がいいのではないか、難しい本を読んだ方がいいのではないかと。

そういった葛藤ある。必ず起こる。ほかの読書家の人に会って知識量に驚かされ、自分の不甲斐なさに打ちのめされることもある。

すごい読書家の読書術などに踊らされることもある。そういったことに悩むのは大いに良いことだが、シンプルな年間の目標だけは達成する。

50冊と決めたらやり方にこだわらず50冊。読書ノートを作ろうが、すごい読書術を使おうが達成する。

だからこそ目標は最低限にする。目標を立てる時は大いにやる気がある。読書を始めようと考えた時、目標を立てる前の1週間は本を1日1冊読めていた。

だから月100冊くらい余裕だと思ってしまった。なんなら25冊くらいいけるのではないかとも思ってしまった。

だが、これは一番やりたいことが読書である時に限った話である。読書習慣のない人がそんなものを1年間続けるのは困難である。

しかも25冊では工夫をするための余白が存在しない。やり方を変えると破綻するやり方である。

そこをぐっと堪えて本当に最低限の目標にする。最後の1週間でまとめてできるような目標を立ててしまう。

そうやって少しずつ増やしていけばいい。読書の理解力に悩むことはあるが、成長を楽しめている。

今ではこんな難しい本も読めると考えると楽しくて仕方がない。

そしてもう1つが、完了させることである。

プログラマーになってから知識をつけよう、マスターしようと躍起になってやってきたが、正直成果は上がっていない。

理解するためにたくさんの本を買ったが正直わからないし、理解したとしてもすぐに忘れてしまう。

新しいことを入れては古いものを忘れそれを繰り返すだけになってしまっている。

これではやる気に繋がらない。穴を掘っては埋めるのとなんら変わらない。

その分野に詳しくなるにはどうしたらいいのだろうか?研究者はどうしているのだろうか。

それが1つずつ終わらせていくことだと思う。コンパイラが気になるならそれをまずは真似しながら作ってみる。

完全にパクリでいい。徹底的にパクる。手を動かしてパクる。工夫も要らないし、アイディアも要らない。

相手の言いたいことを理解することのみに徹する。もっとこうすれば、これでは意味がないのではなど考えなくていい。

パクればいい。真似すればいい。

自分の考えなど入れなくていい。その分野のプロの意見を全て受け入れることに徹すればいい。

釈迦に説法という諺があるがまさにそれで、その分野の専門家に対して、成果の上がっていない人が、その考えはどうかと思うと意見しているようなもの。

書いてある通りに書いてあることをすること以上にしなければいけないことはない。

工夫はしない。新しい考えは必要がない。それ通りにそれを理解することだけに従事すればいい。

これら二点をしていく。

続ける。そしてパクり、完了させる。

終わらないで次に進まない。完了させて次に進む。終わらせることは大切。

面白くない本に当たっても、面白そうなところだけ読んででもいいから完了させる。

終わったと言うことが成功体験につながる。